🎯 結論(先に要点)
行政書士試験は300点満点で、法令等122点以上・基礎知識24点以上・全体180点以上の3つをすべて満たすと合格です(令和7年度合否判定基準)。自己採点では、記述式の採点基準が公表されていないため、択一式の合計点で判断します。択一式だけで180点以上なら、基礎知識24点以上かを確認すれば基準に届きます。

自己採点のときに、記述式はどう考えればいいかも知りたいです。

記述式は採点基準が公表されていないので、択一式の合計から逆算するのが確実です。
この記事の監修:現役行政書士(2018年開業・社会保険労務士試験合格)
行政書士試験は2回目、社会保険労務士試験は3回目で、どちらもフォーサイトの通信講座で合格しました。
監修者の経歴と受験の実体験はフリーターから行政書士になるまでの実話に書いています。
この記事でわかること
- 合格基準の3つの条件(公式の合否判定基準)
- 令和7年度の結果(合格率・合格者の平均点)
- 配点と、科目ごとの点数
- 自己採点での判定のしかた(記述式で何点必要か)
行政書士試験は、決められた基準を満たした人が全員合格する試験です。
ここでは、試験を実施する行政書士試験研究センターの公表資料をもとに、合格の条件と自己採点の見方を説明します。
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行政書士試験の合格基準:3つをすべて満たす

| 区分 | 満点 | 合格の基準 |
|---|---|---|
| 法令等(択一式・記述式) | 244点 | 122点以上 |
| 基礎知識(択一式) | 56点 | 24点以上 |
| 試験全体 | 300点 | 180点以上 |
合格するには、この3つの要件をすべて満たす必要があります。
全体で180点を超えていても、基礎知識が24点に届かなければ不合格です。
人数の枠はなく、基準を満たした人は全員合格します。
そのため、合格率は年度によって変わります。
🎬 動画で見る:行政書士試験の配点と足切り
300点の内訳と、3つの基準点の考え方を図で説明しています。
当サイト運営者のYouTubeチャンネル「シカクのミカタ」の動画です(説明欄の記事リンクには広告を含みます)。
令和7年度の結果:合格率14.54%・合格者の平均は197点
【公式データ】令和7年度の試験結果
行政書士試験研究センターが2026年1月28日に公表した、令和7年度の結果です。
| 項目 | 令和7年度 | 令和6年度 |
|---|---|---|
| 受験申込者数 | 63,845人 | 59,832人 |
| 受験者数 | 50,163人 | 47,785人 |
| 合格者数 | 7,292人 | 6,165人 |
| 合格率 | 14.54% | 12.90% |
| 合格者の平均得点 | 197点 | 198点 |
合格者の平均得点は197点で、合格基準の180点を17点上回っています。
180点ちょうどを目標にすると、本番のミスで届かない可能性があります。
令和7年度の合格者の最年長は77歳、最年少は13歳でした。
過去10年の合格率の推移
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 50,163人 | 7,292人 | 14.54% |
| 令和6年度 | 47,785人 | 6,165人 | 12.90% |
| 令和5年度 | 46,991人 | 6,571人 | 13.98% |
| 令和4年度 | 47,850人 | 5,802人 | 12.13% |
| 令和3年度 | 47,870人 | 5,353人 | 11.18% |
| 令和2年度 | 41,681人 | 4,470人 | 10.72% |
| 令和元年度 | 39,821人 | 4,571人 | 11.48% |
| 平成30年度 | 39,105人 | 4,968人 | 12.70% |
| 平成29年度 | 40,449人 | 6,360人 | 15.72% |
| 平成28年度 | 41,053人 | 4,084人 | 9.95% |
この10年の合格率は9.95%〜15.72%の範囲で動いています。
令和7年度の14.54%は、この10年で2番目に高い数字です。
年代別の合格率(令和7年度)
| 年代 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率(計算値) |
|---|---|---|---|
| 10歳代以下 | 723人 | 66人 | 9.1% |
| 20歳代 | 8,294人 | 1,517人 | 18.3% |
| 30歳代 | 9,907人 | 1,923人 | 19.4% |
| 40歳代 | 12,161人 | 1,867人 | 15.4% |
| 50歳代 | 12,330人 | 1,445人 | 11.7% |
| 60歳代以上 | 6,748人 | 474人 | 7.0% |
受験者が最も多いのは50歳代、合格率が最も高いのは30歳代でした。
合格率は、センター公表の受験者数と合格者数から当サイトが計算した値です。
✅ 試験後に自分の点数を確かめるなら
合格点・足切り判定シミュレーターに科目ごとの点数を入れると、3つの基準を満たしているかを確認できます。
試験当日の解答速報は解答速報と自己採点のやり方、発表日は合格発表2026の確認方法にまとめています。
出典:一般財団法人行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験実施結果の概要」「最近10年間における行政書士試験結果の推移」「最近3年間における行政書士試験の受験者・合格者の属性」「令和7年度行政書士試験合否判定基準」。上記の資料をもとに当サイトが編集・加工して作成。
合格者の平均点は197点で、基準の180点より17点高い結果でした。
10年分の合格率の読み方は、行政書士試験の合格率推移にまとめています。
配点:何で何点取れるか
| 出題形式 | 問題数 | 1問の配点 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 法令等 5肢択一式 | 40問 | 4点 | 160点 |
| 法令等 多肢選択式 | 3問 | 8点(空欄1つ2点) | 24点 |
| 法令等 記述式 | 3問 | 20点 | 60点 |
| 基礎知識 5肢択一式 | 14問 | 4点 | 56点 |
| 合計 | 60問 | — | 300点 |
| 科目 | 出題(令和7年度) | 配点 |
|---|---|---|
| 行政法 | 5肢択一19問・多肢選択2問・記述式1問 | 112点 |
| 民法 | 5肢択一9問・記述式2問 | 76点 |
| 憲法 | 5肢択一5問・多肢選択1問 | 28点 |
| 商法・会社法 | 5肢択一5問 | 20点 |
| 基礎法学 | 5肢択一2問 | 8点 |
| 基礎知識 | 5肢択一14問 | 56点 |
行政法と民法で188点あり、全体の6割を超えます。
科目ごとのくわしい内容は、行政書士試験の科目と配点で問題番号ごとに確認できます。
自己採点での判定のしかた:択一式の合計で見る

記述式(3問・60点)は、試験研究センターが採点基準を公表していません。
そのため自己採点では、まず択一式(5肢択一と多肢選択)の合計点を出します。
| 択一式の合計(最大240点) | 判定の目安 | あわせて確認すること |
|---|---|---|
| 180点以上 | 記述式が0点でも全体180点に届く | 基礎知識が24点以上か(法令等122点は自動的に超える) |
| 120〜179点 | 記述式で「180点−択一式の合計」が必要 | 法令等(択一+記述)122点、基礎知識24点 |
| 119点以下 | 記述式が満点(60点)でも180点に届かない | 翌年の準備(日程・学習計画) |
たとえば択一式の合計が160点なら、記述式で20点以上が必要です。
基礎知識が24点に届いていない場合は、ほかの点数にかかわらず基準を満たしません。
科目ごとの点数を入れて確かめるなら、合格点・足切り判定シミュレーターが使えます。
試験当日の各社の解答速報は、解答速報と自己採点のやり方にまとめています。
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基準に届かない原因になりやすい2つの点
| 点 | 理由 | 対策の方向 |
|---|---|---|
| 基礎知識の24点 | 14問中6問以上の正解が必要。法令等が高得点でも、ここが24点未満なら不合格 | 文章理解など、点を取りやすい分野を落とさない |
| 記述式 | 採点基準が公表されておらず、点数が読みにくい | 択一式で180点に近づける準備を先にする |
基礎知識は、一般知識・行政書士法などの業務に関する法令・情報通信と個人情報保護・文章理解から出題されます。
対策は基礎知識の足切り対策、記述式は行政書士試験の記述式にまとめています。
対象講座・受け取り条件(合格体験記の提出など)は公式サイトの「合格特典」ページで確認してください。
運営者の実体験:1回目は不合格、2回目で合格

フォーサイトの通信講座に切り替えて、1回目は勉強を始めてから試験まで9か月ほど。
勉強不足で不合格でした。
2回目で合格しています。
勉強時間は1日4時間ほどでした。
運営者の合否通知書を3つの基準に当てはめると
下の2枚は、運営者本人の合否通知書の得点欄です。今の3つの基準に当てはめると、1回目は2つの基準で届いていませんでした。


| 基準 | 1回目(不合格) | 2回目(合格) |
|---|---|---|
| 法令等 122点以上 | 118点(4点不足) | 178点 |
| 一般知識等(今の基礎知識)24点以上 | 28点 | 24点(ちょうど) |
| 全体 180点以上 | 146点(34点不足) | 202点 |
1回目は、基礎知識の基準は満たしていましたが、法令等と全体の2つで届きませんでした。
2回目は全体で202点取れましたが、一般知識等は24点ちょうどでした。
1問4点なので、あと1問落としていたら全体が180点を超えていても不合格です。3つの基準を別々に確かめる理由は、ここにあります。
2枚の通知書と形式ごとの点数の伸びは、「行政書士試験に落ちたら?合否の決まり方と2027年までの立て直し方」でくわしく書いています。
苦手だったのは一般知識(今の基礎知識)で、政治・経済の本を読んで補いました。
基礎知識の24点は、法令の勉強だけでは届かないことがあるので、早めに手を付けるのがおすすめです。
🎬 動画で見る:行政書士試験に1回落ちた話
独学で挫折してから通信講座に切り替え、1回目に落ちて2回目で合格するまでを話しています。
当サイト運営者のYouTubeチャンネル「シカクのミカタ」の動画です(説明欄の記事リンクには広告を含みます)。
※運営者本人の体験です(動画の声は合成音声)。
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行政書士試験の合格基準についてよくある質問
A. 300点満点で、法令等122点以上・基礎知識24点以上・全体180点以上の3つをすべて満たすと合格です(令和7年度合否判定基準)。
A. 計算上はできます。択一式(5肢択一と多肢選択)の合計が180点以上で、基礎知識が24点以上なら、記述式が0点でも3つの基準を満たします。
A. 記述式の採点基準は公表されていないため、記述式を含めた自己採点は確定できません。択一式だけで何点あるかを分けて確かめ、記述式で何点必要かを計算して合格発表を待ちましょう。
A. 基礎知識は14問・1問4点の56点満点で、24点以上が基準です。14問中6問以上の正解が必要です。
A. 令和7年度の合格者の平均得点は197点でした(前年度198点)。行政書士試験研究センターの公表値です。
A. 令和8年度(2026年11月8日実施)の合格発表は、2027年1月27日(水)です。
📌 自己採点で届かなかったと分かったら
合格発表は翌年1月下旬ですが、180点に届かないと分かった時点で翌年の学習は始められます。11月から動き出せる人が最も有利なので、立て直し方を先に見ておくと迷いません。
まとめ|3つの基準と、択一式の合計での見方
合格基準は、法令等122点・基礎知識24点・全体180点の3つをすべて満たすことです。
自己採点では、択一式の合計が180点以上なら基礎知識24点を確認、120〜179点なら記述式で必要な点を計算します。
令和8年度の合格発表は2027年1月27日です。
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📚 この記事の出典
- 行政書士試験研究センター「令和7年度行政書士試験合否判定基準」「令和7年度行政書士試験実施結果の概要」「最近10年間における行政書士試験結果の推移」「最近3年間における行政書士試験の受験者・合格者の属性」
- 行政書士試験研究センター 令和8年度行政書士試験の試験案内(試験日・合格発表日)
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