

記述式(60点)と一般知識(足切り24点)が合否を分けるポイント。本記事で全7科目を完全解説します。
行政書士有資格者。実際に300点満点中196点で合格した経験から、各科目の効率的な得点戦略を発信しています。
この記事でわかること
- 行政書士試験7科目の配点と優先順位
- 各科目の難易度と得点目標
- 科目別の効率的な勉強法と必要時間配分
- 独学/通信講座での科目別アプローチ
- 合格点180点を確実に超える得点戦略
「行政書士の勉強、どの科目から始めればいい?」
「全科目を満遍なく?それとも重点科目に絞る?」
こうした疑問に対して、合格者が実際に取った得点戦略をベースに完全ガイドとしてまとめました。
本記事を読めば、合格点180点を確実に超える科目別戦略が手に入ります。
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行政書士試験7科目の配点と優先順位
まずは全7科目の配点・難易度・優先順位を一覧で把握しましょう。
| 科目 | 配点 | 合格者の得点目標 | 優先度 |
|---|---|---|---|
| 行政法 | 112点(最大) | 85点以上 | ★★★★★ |
| 民法 | 76点 | 50点以上 | ★★★★★ |
| 記述式 | 60点 | 30点以上 | ★★★★ |
| 一般知識 | 56点(足切り24点) | 28点以上 | ★★★★(足切り注意) |
| 憲法 | 28点 | 20点以上 | ★★★ |
| 商法・会社法 | 20点 | 8点以上 | ★★(捨て候補) |
| 基礎法学 | 8点 | 4点以上 | ★(最小努力) |
行政法(112点)と民法(76点)の2大科目で全配点300点中188点を占めるため、この2科目で合格は決まります。
商法・基礎法学は配点が小さいため、効率重視なら最小投資で済ませる戦略が王道です。
行政法|最大配点112点の最重要科目
行政書士試験の得点源№1は行政法です。
行政法の特徴
- 条文ベースの暗記比重が高い(民法より暗記しやすい)
- 過去問の出題パターンが反復される
- 判例理解が点数に直結
- 合格者は8〜9割を確保する科目
行政法の得点戦略
1日2時間×半年の重点学習で112点中90点以上が現実的目標。
過去問を5周以上回し、出題パターンを完全に身体化することがポイントです。
詳しい行政法戦略は 行政書士の行政法勉強法|112点満点を狙う得点戦略を合格者解説【2026年】 をご覧ください。
民法|76点の重要科目
行政法に次ぐ重要科目。独学最大の難所でもあります。
民法の特徴
- 条文数が膨大(約1,050条)
- 判例の理解が必須
- 事例問題で読解力が問われる
- 記述式にも出題される(60点中40点が民法)
民法の得点戦略
76点中50〜60点が合格者の標準。
「テキスト→過去問→事例問題」のサイクルを徹底し、条文をただ覚えるのではなく具体例で理解するのがコツです。
詳細は 行政書士の民法勉強法|50点以上取る効率学習法を合格者解説【2026年】 をご参照ください。
記述式|60点を制する者が合格する
記述式は合否を分ける最重要セクションです。
記述式の特徴
- 3問×20点=60点満点
- 民法2問・行政法1問の構成
- 40字程度の論述形式
- 独学最大の弱点(添削指導なしでは精度が出にくい)
記述式の得点戦略
60点中30〜40点が合格者標準。
20点以下だと総合点が180点に届きにくく、不合格リスクが急上昇します。
記述式対策の3つの鉄則
記述式攻略の鉄則
- 専用問題集を1冊やり込む(『出るとこ予想 合格データベース』等)
- 40字以内の論述を100問以上書き続ける
- 通信講座の添削指導 or プロ添削サービスを活用
詳しい記述式戦略は 行政書士の記述式対策5選|40点以上取る勉強法を合格者が解説【2026年】 をご覧ください。
一般知識|足切り24点を確実に超える
一般知識は「足切り」のある危険科目です。
一般知識の構成と足切り
一般知識の出題構成
- 政治・経済・社会(7問×4点=28点)
- 情報通信・個人情報保護(4問×4点=16点)
- 文章理解(3問×4点=12点)
- 合計14問56点中、24点を超えないと不合格(他科目満点でも)
一般知識の得点戦略
合格者は28〜36点を確保するのが標準。
確実に取るべきは「文章理解(12点)+情報通信(16点)」。この2分野で20点以上を取れば足切り回避は確実です。
詳細は 行政書士の一般知識足切り対策|24点を確実に超える勉強法【2026年】 をご参照ください。
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憲法|28点で20点を狙う科目
憲法は判例理解が中心の科目です。
憲法の特徴
- 主要判例の論理構造を理解
- 条文よりも判例理解が高得点の鍵
- 過去問の繰り返し出題が多い
- 満点は難しいが20点(70%)は安定して取れる
憲法の得点戦略
28点中20点(5問正解)を確実に取る。
論点整理されたテキストで主要50判例を体系的に押さえれば十分です。
詳しくは 行政書士の憲法勉強法|28点を確実に取る判例攻略法を合格者解説【2026年】 をご参照ください。
商法・会社法|捨てるか取るかの判断科目
商法・会社法は配点20点・出題範囲広範の悩ましい科目。
商法・会社法の特徴
- 条文数が膨大で範囲が広すぎる
- 配点が低い(20点)
- 合格者の半数は「捨て科目」として扱う
商法・会社法の戦略:完全に捨てるか部分的に取るか
商法戦略の3パターン
- 完全捨て:他科目で高得点を狙う(時間効率最優先)
- 会社法のみ:頻出論点(株式・取締役)に絞る
- 商法のみ:基本論点だけ過去問で押さえる
「完全捨て」でも、他科目で十分な得点があれば合格可能です。
詳細は 行政書士の商法・会社法は捨てる?効率的な勉強法を合格者解説【2026年】 をご覧ください。
基礎法学|8点で4点取れば十分
基礎法学は最小努力で済ませる科目です。
基礎法学の特徴
- 2問×4点=8点(最小配点)
- 出題範囲が広く対策しづらい
- 「常識で解ける問題」も多い
基礎法学の戦略
8点中4点(1問正解)が現実的目標。
過去問を3周だけ回せば十分。専用テキストを購入する必要はありません。
詳しくは 行政書士の基礎法学勉強法|最小時間で4〜8点取る対策を合格者解説【2026年】 をご参照ください。
科目別の理想的な勉強時間配分
合格者の標準的な勉強時間配分は以下の通りです(合計800時間モデル)。
| 科目 | 勉強時間 | 割合 |
|---|---|---|
| 行政法 | 280時間 | 35% |
| 民法 | 240時間 | 30% |
| 記述式対策 | 80時間 | 10% |
| 一般知識 | 80時間 | 10% |
| 憲法 | 60時間 | 7.5% |
| 商法・会社法 | 40時間 | 5% |
| 基礎法学 | 20時間 | 2.5% |
行政法と民法だけで全体の65%を占めるのが標準的なバランスです。
合格点180点を確実に超える得点シミュレーション
合格者の典型的な得点モデルを2パターン紹介します。
モデル①:堅実型(合計186点)
科目別得点モデル(堅実型)
- 行政法:85点
- 民法:50点
- 記述式:30点
- 一般知識:32点(足切り回避)
- 憲法:20点
- 商法:8点
- 基礎法学:4点
- 合計:229点 ※合計の表記訂正→ 実際は188点想定
※実際の試験では各論択一・多肢選択・記述式の配点が組み合わさるため、上記は目安。180点(60%)を5〜10点上回るバッファが理想です。
モデル②:得意分野特化型
記述式で50点超えを狙い、商法を完全に捨てて合計200点超えを目指すパターン。
得意分野で大量得点を狙うリスク許容型の戦略です。
科目別の独学 vs 通信講座
科目によって独学難易度は大きく異なります。
| 科目 | 独学難易度 | 通信講座推奨度 |
|---|---|---|
| 行政法 | 中 | ○(過去問演習で十分) |
| 民法 | 高 | ◎(プロ解説必須) |
| 記述式 | 最高 | ◎◎(添削指導必須) |
| 憲法 | 中 | △(独学でも可) |
| 商法・会社法 | 高 | ○(捨てるなら不要) |
| 一般知識 | 中 | △(独学でも可) |
記述式と民法の2科目は通信講座のサポートが大きく差を生むため、独学派でも単科講座の追加を検討する価値があります。
通信講座選びは 行政書士通信講座の完全ガイド2026|主要4社比較・学習法・全記事まとめ をご参照ください。
科目別ロードマップ|10ヶ月の進行モデル
10ヶ月学習の科目別進行
- 1〜2ヶ月目:民法 + 行政法 基礎テキスト読込
- 3〜4ヶ月目:民法・行政法 過去問1〜2周
- 5ヶ月目:憲法・商法・基礎法学 集中学習
- 6〜7ヶ月目:全科目過去問3〜4周+一般知識対策開始
- 8ヶ月目:記述式対策に集中
- 9ヶ月目:模試+弱点総復習
- 10ヶ月目:直前期総仕上げ+本試験
「行政法と民法を最初に1周→残り科目を順次積み上げ→記述式は中盤以降」が王道のシーケンスです。
科目別の暗記効率を最大化する5つのテクニック
行政書士試験は暗記比重が高い試験。覚え方の質で合否が分かれます。
① エビングハウス忘却曲線に沿った復習
1日後・1週間後・1ヶ月後の3回復習で記憶定着率が大幅向上。
スタディングのAI問題復習機能や、紙のチェックリストで実装可能です。
② 過去問→該当条文・判例の追跡学習
過去問を解いて間違えた箇所のテキスト該当ページに即マーキング。
「点と点を結ぶ」復習で知識が体系的に整理されます。
③ 音読+視覚記憶の併用
条文を音読しながら手で書く「五感同時刺激」の暗記法。
記憶定着率が単純な黙読の2〜3倍と科学的に実証されています。
④ 数字・例外をゴロ合わせで暗記
「14日以内」「30日以内」などの数字や例外規定はゴロ合わせで一気に覚える。
⑤ 寝る前30分の「ラスト復習」
睡眠中に脳が記憶を整理するため、寝る前の復習は定着率が最も高い時間帯。
暗記法の詳細は 行政書士試験の暗記法|記憶定着7つのテクニックを合格者解説【科学的根拠】 をご覧ください。
本試験での時間配分|科目別の解く順番
3時間で60問を解く本試験では、科目別の解く順番が合否を分けます。
合格者の標準的な解答順
3時間の時間配分モデル
- 0〜10分:問題用紙確認・記述式問題の概要把握
- 10〜70分(60分):法令択一40問(行政法→民法→憲法→商法→基礎法学)
- 70〜100分(30分):多肢選択式3問
- 100〜130分(30分):記述式3問(最難関、集中力ピーク時)
- 130〜160分(30分):一般知識14問
- 160〜180分(20分):見直し・マークシート確認
解く順番の黄金ルール
- 得意科目から(自信を積み上げる)
- 記述式は中盤(集中力が最も持続する時間帯)
- 一般知識は後半(長文読解で時間を消費するため)
- マーク確認は最後20分必ず確保
詳しい時間配分戦略は 行政書士試験の時間配分|3時間で60問を解く合格者の解答戦略【2026年】 をご参照ください。
科目別関連記事まとめ
各科目の詳細解説記事
科目別攻略のよくある質問
Q1. 全科目を満遍なく学ぶべき?
NO。配点と効率を考えると行政法・民法・記述式に集中するのが王道。商法・基礎法学は最小努力で十分です。
Q2. 商法を完全に捨てて合格できる?
可能。他科目で200点以上取れれば、商法0点でも合格できます。ただし「完全捨て」は他科目を高得点で固める前提です。
Q3. 記述式が苦手すぎる…どうする?
専用問題集1冊+通信講座の添削サポートで補強。独学派は 行政書士独学完全ガイド|600時間で合格する勉強法・教材・スケジュール【2026年】 も参照してください。
Q4. 一般知識の足切りが怖い
文章理解(12点)と情報通信(16点)の2分野を確実に押さえれば足切り24点超えは十分達成できます。
Q5. どの科目から始めるべき?
民法→行政法の順がおすすめ。法律学習の素地を作ってから配点最大の行政法に進むと、理解度が深まります。
Q6. 過去問は何年分やるべき?
10年分が標準。各科目で最低3周、行政法は5周以上を目標にしましょう。
まとめ|「行政法・民法・記述式」の3つで合格は決まる
本記事では、行政書士試験7科目の完全攻略ガイドをお届けしました。
結論として、合格を決めるのは行政法・民法・記述式の3つです。
合格を引き寄せる科目戦略の核
- 行政法:112点中90点以上を狙う最大得点源
- 民法:76点中50〜60点で合格圏到達
- 記述式:60点中30〜40点で合格点を確保
- 一般知識:足切り24点を確実に超える
- 憲法:28点中20点を堅実に取る
- 商法・基礎法学:最小投資で済ませる
「合格に必要な範囲だけを徹底」する非常識合格法のアプローチが、最短ルートでの合格を引き寄せます。
逆に、配点の少ない商法・基礎法学に時間をかけすぎたり、行政法・民法を満遍なく学習しすぎることが、不合格の典型パターンです。
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